ロレックス グリーンサブ 16610LV マークⅠ

サブマリーナー発売50年記念モデルとして2003年に登場し、ロレックスのコーポレートカラーであるグリーンをベゼルに彩った人気モデルで、年代などによりさまざまな個体が確認されています

希少なグリーンサブ・マークⅠ

16610lv 正面 全体

2010年には116610LVの登場により生産が終了されたため、個体数が少なく微妙に仕様が変更されたロットが存在し、9種類ほどの違いが確認されています

なおLVとは「Lunette Vert」の略で、訳すと「緑のベゼル」を意味します

Y番・F番・D番

  • 初期ロットである2003年~2005年頃に見られる、ベゼルが緑よりも淡い[marker]「ライムベゼル」[/marker]
  • ベゼルの4が台形になっている[marker]「ファット4」[/marker]
  • 「SWISS MADE」の表記が28分~32分にかけて刻印された[marker]「ビッグスイス」[/marker]

これらを併せ持つタイプは「マークⅠ」と呼ばれるもので、コレクターに愛されるモデルのため買取価格はもちろんプレミア価格となり、当時の定価で購入された方は利益がでているぐらいです

16610LV・プライスタグ・イカリ・クロノメーター認定
当時の定価は税抜52万円
今ではありえない価格で売られていました

あの頃はここまで価格が高騰する風潮はなく、中古でしたら40万円台で購入できましたので、今ですと100万円を超える値段で販売されていますので2倍以上の価値がついています

ファット4

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16610LVファット4
このように4の形が台形になっているものがファット4と呼ばれます

 

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ROLEX16600
こちらが通常の4の形

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ビッグスイス

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16610LVのビッグスイス仕様
このように28~32にかけてSWISS MADEの表記がなされている

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116710LN
通常モデルではこのように29~31にかけて表記される

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このように「ファット4」「ビッグスイス」を併せ持つモデルが「マークⅠ」と呼ばれ人気のタイプになります

ライムベゼル

ロレックス・グリーンサブ・マークⅠ

さらにこちらのモデルのベゼルは、黄色がかった淡い緑が特徴的で「ライムベゼル」と呼ばれるもの

この3つが全部入った非常に希少なもので、特徴が一つや二つのものに比べるとさらに高額で取引されています

そして※マキシダイヤルに太い針が装着された貴重な一本になるため、もちろん買取価格もそれに応じて上がるため、慎重な査定が重要であるといえます

※ドットインデックスが通常のものより大きな文字盤のこと

 

さらに、冒頭で触れたようにロットごとに9種類に分けられていて

  • どれかしかあてはまらないもの
  • 「ROLEX」の「O」が縦長のもの
  • ルーレット刻印が入ったもの

これらがマークⅠ~VIIIと呼ばれ8種類に分類されます

もう一つは「マークO」と呼ばれるプロトタイプになり、今回の買取品のモデルに横穴が空いているもので、流通しているのかどうかも不明な程の超激レアアイテムになっています

 

その他、クラスプはどうなっているでしょう

16610LVのクラスプ

ブレスナンバーは93250となり、サブマリーナーRef.16610に使用されているものと同じで、ダブルロッククラスプになっています

 

仕様一覧

メーカー ロレックス
モデル サブマリーナー
リファレンス 16610LV
文字盤 ブラック
ケースサイズ 40ミリ
素材 ステンレススチール
防水 300m
ムーブメント キャリバー 3135
振動数 28,800
パワーリザーブ 48時間
機能 逆回転防止ベゼル
参考価格 520,000円

 

これらを比べてもスペックはRef.16610と同じで、生産が終了したのも共に2010年となっています

16610LVの買取

これらを踏まえると同じモデルでも様々な特徴があるモデルですので、どのタイプかを確認する他、付属品の有無も買取価格に影響します

16610LV・プライスタグ・イカリ・クロノメーター認定

これらの他に、[marker]保証書・箱・外したコマが査定にかなり響きます[/marker]ので、ロレックスに限らずどのような品でも付属品は箱に入れて大切に保管されることをお勧めします

買取価格が高騰中

お持ちのグリーンサブはどのような状態ですか?

登場したのが2000年代ですので、付属品がなかったりオーバーホールに出さずにしまっておかれたりと様々な状況が考えられます

しかし、このような値上がりをしているグリーンサブですし、お持ちの品が買取相場の高い個体かもしれません

売る・売らないではなく、一度査定に出してみるのも楽しみではありませんか?

ロレックス デイトジャスト 179171G メテオライト レディース

ロレックスの文字盤の中でも、非常に流通量の少ない「メテオライト(隕石)」を使用した、レディースのデイトジャストRef.179171Gを買取させていただきました

天然の鉱物ですのでこの世に二つとしてない模様や、10ポイントダイヤに加え904Lスチールと少量のプラチナが混ぜられたピンクゴールドの「ロレゾール」が目を引く一本

ロレックス 179171g メテオ 正面 横2

三大発明

デイトジャストは1945年に登場して以来、様々なブラッシュアップを行いながら進化を続けるロングセラーモデルであり、ロレックスの三大発明であるオイスター・パーペチュアル・デイトジャスト機構が搭載されています

ロレックス 179171g メテオ 表記

防水・防塵のオイスターケースに、このパーペチュアル(全回転機構)は安全性・利便性を飛躍的に向上させることに成功

当時の主流である手巻き式は、毎日のようにリューズを開放し巻き上げなければならないため、閉め忘れによる水没や面倒な作業が必要でしたが、自動巻きの登場によりそのリスクは激減したといえます

これにカレンダーが12時に瞬時に切り替わるデイトジャストが加わることで、巻き上げが確保されている場合は何の操作も必要なく正確な時間を読みとることができるのです

品質

ロレックス 179171g メテオ ダイヤモンド

18ct製の台座にはダイヤモンドが埋め込まれ、職人の手で美しく映える場所に正確にセッティングされています

ロレックス 179171g メテオ ブレス

品質にこだわるロレックスは構成される素材にも早くから注目し、特殊なステンレスである「904L」を1985年からすべてのスチール製モデルに採用し、この超合金はハイテク産業や宇宙工学の場で使われる非常に信頼度の高い素材になります

これ程の合金なら様々な分野で採用されるべきですが、その製造には多額のコストがかかるため導入が難しいですが、ロレックスはその製造を自社工場で全て行っています

すなわち、数十万~数百万円の値がつくロレックスは価値の高い素材を用いているため、メンテナンスを施すと長きに渡り使うことができ、代々受けつぐ事ができる時計と言えます

高性能ムーブメント

ロレックス 179171g メテオ クロノメーター

ムーブメントはキャリバー2235を搭載し、スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)の認定を受けると共に、さらなる自社規定を設けケーシング後の精度は日差-2秒~+2秒の範囲で送り出されています

ここまでの精度を追及するのは、認定自体が自由に設定できた時代に他社との差別化を図るためであり、「SUPERLATIV CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」(公式に認定された高精度クロノメーター)の記載はその象徴と言えるでしょう

外装

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ロレックス 179171g メテオ バックル 閉

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ロレックス 179171g メテオ バックリ 開

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バックルはジュビリー仕様のため全体に一体感が出ています

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ロレックス 179171g メテオ 裏蓋

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ロレックス 179171g メテオ リューズ

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裏蓋とリューズはもちろんスクリュー式になっていて、100mの防水性能を確保しています

 

仕様

メーカー ロレックス
モデル デイトジャスト
リファレンス 179171G
文字盤 メテオライト
ケースサイズ 26ミリ
素材 ステンレススチール×ピンクゴールド
防水 100m
ムーブメント キャリバー 2235
振動数 28,800
パワーリザーブ 48時間
機能 デイトジャスト など
参考価格

 

買取価格の変動

このようにメテオライトなどの装飾が珍しいものや、ダイヤモンドを使っている場合は買取価格もそれに応じて高くなり、購入時の状態に近いかが重要になります

ロレックス 179171g メテオ 保証書

購入された時に付属する保証書はかなり重要なものになり、数万円単位で査定額が変動します

また、ゴールドを使っているモデルは、調整したバンドのコマ1つが高額ですので、箱などと併せてお持ちになって下さい

買取価格は違います

ロレックス 179171g メテオ 本体と箱

ロレックスの買取価格は、お店によってかなり開きがありますので、慎重なお店選びが必要です

  • [marker]査定経験が豊富かどうか[/marker]
  • [marker]広告代・賃料などが過度にかかっていないか[/marker]

これら二つは最低限ご確認しいただく方が、高く売却できる可能性は高まります

ロレックス デイトナ Ref.16523 黒文字盤

ロレックスを代表するスポーツモデルといえば、やはり「デイトナ」が真っ先に浮かぶのではないでしょうか?

唯一のクロノグラフとして、変わらぬ人気モデルです

デイトナの買取品

ロレックス 16523 黒 正面 横

その中でも、ステンレス素材とゴールドを組み合わせたコンビタイプであり、ロレックスの言葉では「ロレゾール」と呼ばれるデイトナを買取させていただきました

この「ロレゾール」は1933年に商標登録され、サブマリーナー・ヨットマスターなどのスポーツモデルや、デイトジャストに用いられたロレックスを象徴するデザインになっています

 

750イエローゴールドと合わされるステンレススチールにもこだわりがあり、使われるスチールは宇宙工学やハイテク産業において用いられる「904Lスチール」という、非常に信頼度の高い素材を使用しています

耐蝕性に優れ、研磨すると美しい輝きを取り戻す、非常に魅力的な素材

その反面、製造には多額のコストがかかるため使用できるメーカーが限られるなか、ロレックスは1985年より全てのスチールモデルに採用し、それらの部品のすべてを自社で製造しています

モデルの詳細

メーカー ロレックス
モデル デイトナ
リファレンス 16523
文字盤 ブラック
ケースサイズ 40ミリ
素材 ステンレススチール×イエローゴールド
防水 100m
ムーブメント キャリバー4030
振動数 28,800
パワーリザーブ 52時間
機能 クロノグラフ
参考価格

 

クロノ+タキメーター

1963年に誕生したデイトナは、プロカーレーサーのために開発されたロレックスで唯一のクロノグラフを搭載し、タキメーターと併せて読み取ることで車などの平均時速を測定することが可能

ロレックス 16523 黒 正面 縦

操作はいたって簡単で、スタートと同時にクロノグラフを作動させ1km走行したときに(60秒以内)止まっているクロノグラフ針が指すタキメーターの目盛を読むだけ

例えば、45秒かけて走行した場合その先には80の目盛があるため、この場合は時速80kmで走行していたことが確認できます

最高測定速度は目盛にある最大数値400kmとなり、1km走行するのにかかる時間はわずか9秒

ムーブメントはキャリバー4030が搭載され、これはゼニス社の傑作である「エル・プリメロ」をベースにロレックスが独自に改良を加えたもので、時計の心臓部であるテンプの動きを、毎時36,000から28,800振動に抑える事で耐久性を持たせることに成功したもの

バックル

バックルはダブルロック使用になっているため、不意にバックルが緩み落下する危険性を軽減する造りになっていますが、16523となると製造から数十年ほど経っているため、歪みが生じているとロックが両方外れてしまう恐れがあるため、定期的にオーバーホールに出しチェックしてもらうのがお勧めです

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ロレックス 16523 黒 バックル 閉

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ロレックス 16523 黒 バックル 開

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なおこちらのバックルのように、大切にしていても気づかないうちにキズがついてしまいますが、オーバーホールに出せば綺麗に研磨されて戻ってきます

しかし、ここで注意したいのはあくまでも「研磨」のため、深いキズやヘコミは取りきれない場合があるのと、磨くという事はすり減るということでもあり原型の状態からは痩せていってしまうのも注意しなければなりません

3つの点

3時位置のリューズを見てみると、王冠マークの下に3つの点が配置されているがこれにも意味があるのはご存じですか?

ロレックス 16523 黒 リューズ

これはトリプルロックリューズであることを示していて、チューブ側に2個・リューズ側に1個パッキンが取り付けられた3重構造であることを表し、主にダイバー系のモデルに採用されサブマリーナー・ディープシー・シードゥエラーなどに見受けられます

  • 2つの点のモデルはツインロックや金無垢素材
  • 1つの点のモデルはプラチナ
  • 横棒のモデルはステンレス・スチール

そのほか、全くなしや+が確認されていますが、かなりのアンティークモデルでないと確認ができなくなっています

コンセプト

デイトナの由来といえば、ストックカーレースのサーキットとしてアメリカ・フロリダ州デイトナ・ビーチに「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」が完成し、それを機に計測器としての協力を開始したのに伴い、カーレースをコンセプトとして開発されたもの

その後、数々のブラッシュアップが行われることになりますが、ロレックスが追い求めたのはやはり「精度」であるといえます

ロレックス 16523 黒 クロノメーター

デイトナの文字盤にも表記される「SUPERLATIV CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」こそがその表れで、公式に認められた高精度クロノメーターを意味するもの

当時の時計業界では独自認定が行われていたため、公式に最上級の認定を受けることで差別化を図ったその精神は、絶やされることなく今に受け継がれています

なぜなら、スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)の認定基準が日差-4秒~+6秒であるのに対し、ロレックスの精度は日差-2秒~+2秒(※ケーシング後)となっています

※ケーシングとは部品を取り付ける作業の事

 

このように、高精度ムーブメント・高価な素材・高度な技術が組み込まれたデイトナは、その歴史や背景に魅了されるファンが多く、希少な「ポール・ニューマン」モデルや一時期にしか存在しない特徴を持つモデルなどはプレミア価格で取引されるもの

そのためデイトナは世界中でコレクターがいるため、「円安」になると買取価格が上がる傾向にありますので、お持ちの品の売却をお考えでしたら「円相場」も参考にして下さい

買取実績と注意点

ロレックス 16523 黒 デイトナ表記

ロレックスを長年買取させていただいていますので、安心してお取引いただけると思います

 

また、査定の注意点としましては、購入された時の付属品

  • [marker]メーカー発行の保証書[/marker]
  • [marker]ベルトのコマ[/marker]
  • [marker]箱[/marker]

これらは査定時に数万~数十万円以上の価値がある付属品になりますので、残っている場合は全てお持ち下さい

機械式時計の精度に関しましては、長年オーバーホールに出していない状態でも当店の精度測定器「ウォッチエキスパート2」を使えば簡単に分かりますので、査定前にオーバーホールに出していただかなくても結構です