ロレックス エクスプローラーⅡ Ref.16570

ロレックス エクスプローラーⅡ Ref.16570 白文字盤を買取させていただきましたので、仕様などをご紹介いたします

EXPROLERⅡ

1972年に探検家向けのモデルとして登場した初代エクスプローラーⅡであるRef.1655は、大きな三角の矢印が搭載され夜光塗料により洞窟などの暗い場所での昼夜の確認が可能になっています

クロノメーターを取得しパワーリザーブも48時間と十分なスペックを誇っています

 

2代目のRef.16550は1988年に登場し、短針を独立して操作できるようになったためGMT機能を有するモデルとして発売されました

このリファレンスナンバーのモデルにはアイボリー文字盤と呼ばれるものが存在しますが、どのような理由でそのカラーになったかは明らかにされていません

そして、1991年に発売されたのが今回のモデルであるRef.16570

白文字盤と黒文字盤が発売され20年に渡るロングセラーモデルになりました

 

Ref.16570

ロレックス 16570 白 正面 横

キャリバー3185が搭載されGMT機能はそのまま受け継がれているため、第二時間帯の時間が瞬時に把握できます

GMT針を日本の時間として認識し、短針を目的の地域の時刻に設定すれば計算することなく読み取れる為、海外への移動が容易になった今では旅行者やビジネスマンに受け入れられる機能になっています

さらにロレックスは第三の時間帯まで読み取れるモデルとして、GMTマスターⅡが発売されていて、24時間回転ベゼルを用いることで可能になっています

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エクスプローラーⅡには回転ベゼルが搭載されていませんので、第二時間帯までとなっています

 

堅牢なスチール

ロレックスのステンレススチールは、他メーカーでは成し遂げられない堅牢なスチール素材である「904Lスチール」が使われていますが、何時ごろから採用されているのでしょう?

それは

「1985年より全てのステンレススチール製のモデルのケースに採用」

とされていますので、このような高級で耐久性に優れた素材を搭載している為、当時の定価は安かったとも言えるのではないでしょうか?

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ロレックス 16570 白 ブレス

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ロレックス 16570 白 バックル
ダブルロッククラスプが、不意の落下を防ぐ役割を持っています

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いずれにせよロレックスは、早い段階から堅牢な素材を採用しているため80年代や90年代に製造されたものでも、頑丈に精密なムーブメントを守ってくれるのです

 

キャリバーと夜光

Ref.16570のムーブメントはキャリバー3185が搭載され、スイス公認クロノメーター検査協会の認定を受けていますので、精度においても信頼できるものになります

その基準が

・5つの姿勢差

・3つの温度差

・15日間の測定

・日差-4秒~+6秒

これらを全てパスしたムーブメントに与えられるもので、ロレックスの歴代モデルのほとんどが認定を受けたものになっています

そして2007年には、ブルーパラクロム・ヒゲゼンマイを搭載したキャリバー3186へと変更されました

このゼンマイは常磁性の合金を使用し時期に対する強度を上げたほか、温度変化に強く標準のゼンマイの10倍もの耐衝撃性を実現したものになります

 

夜光

ロレックス 16570 白 文字盤
公式に認められたクロノメーターであると記されています

6時位置を見てみるとT<25と表記されていますが、これは夜光塗料に関係してきます

使われている夜光は「トリチウム」と呼ばれるものですが、これは放射性物質を使用しているため安全基準である25ミリキュリー以下であることを表記しているもの

常に光続ける自発光のため寿命があり、12.3年程でその役目を終えるものになりますので、使用されていた年代を考えると光りません

その後、光を蓄える蓄光タイプのルミノバ(緑発光)に変わり、新たに長時間発光が可能なクロマライト(青色発光)へと変更され、移行期のモデルの中には両方が混合しているものも確認されています

 

仕様

メーカー ロレックス
モデル エクスプローラーⅡ
リファレンス 16570
文字盤 ホワイト
ケースサイズ 40ミリ
素材 ステンレススチール
防水 100m
ムーブメント キャリバー 3185
振動数 28,800
パワーリザーブ 48時間
機能 GMT機能
参考価格

2011年

長きに渡り愛されてきたRef.16570も、2011年になると新型Ref.216570の登場により長い歴史に幕を降ろします

この新型には当時のロレックスの技術が盛り込まれ、さらなる耐性とデザイン・ユーザビリティの向上が図られた人気モデルとなっています

定価は上がっていますが性能や機能を考えると、十分にその価値があると思わせてくれる仕上がりになっています

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価値の上昇

こちらのエクスプローラーⅡを含め、スポーツモデルが値上がりしています

もちろんそれに合わせて買取価格も上昇していますので、お使いになられていないロレックスが思わぬ金額で売れる場合があります

 

付属品の有無や状態により、かなりの変動がありますので一概にこの金額というのはありません

お問合せいただければすぐにお調べ致しますので、モデル名・状態・付属品などお分かりになる範囲で結構ですので、お電話やオンラインでお伝え下さい

ロレックス ミルガウス Ref.116400GV

2007年に発売されました、ミルガウスのグリーンサファイアモデルRef.116400GVを買取させていただきましたのでご紹介します

ミルガウス

機械式時計は磁気を帯びると精度に支障をきたすため、ロレックスは1956年に耐磁性時計のファーストモデルであるRef.6541を発売しました

科学者や医師など、普段から磁気に触れる機会の多いプロフェッショナル向けに製造されましたが、限定されるスペックのため売れ行きは良くありませんでした

その後、特殊すぎる故に販売数が伸びなかった2代目も、1991年になると生産が終了されました

 

現在ではロレックスのアンティークは高騰を続けているため、オリジナルのファーストモデルは今では1,000万円を超える金額で取引される幻のモデルになっています

このような価格の高騰は、販売された数が少なく2代目のRef.1019にはイナズマ針が搭載されなかった事も影響しています

 

3代目ミルガウス

ロレックス 116400gv 正面 横

時が経ち2007年になると3代目ミルガウスRef.116400が登場

・黒文字盤

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・白文字盤

・グリーンサファイヤガラスの黒文字盤

の、3種類が発売されました

なかでも発売と共にプレミア化したのが今回の買取品である116400GVになります

 

モデル名

ミルガウスの由来は何でしょう?

「ミル」はフランス語で1,000

「ガウス」は磁束密度の単位

これらを合わせたのが「ミルガウス」となり、1,000ガウスの時期にも耐えられるように設計されたことを示しています

GVはどうでしょう?

「Glace」はガラス

「Verte」は緑

フランス語を訳すと「緑のガラス」ということが分かります

磁気シールド

ロレックス 116400gv リューズ

磁気からムーブメントを守るために、強磁性合金で造られた磁気シールドが装備されています

そのシールドにはB(ベクトル)の文字と、向かって右方向への矢印が見受けられるのですが、ロレックスは専用の工具を使わないと裏蓋が開けられないため見る機会は多くありません

これにより、一般的な機械式時計では50~100ガウスほどの磁気を帯びると狂ってしまいますが、磁気シールドによりムーブメントを守ってくれるのです

 

ムーブメント

キャリバー3131を搭載したミルガウスは、その精度も驚異的なものになります

ロレックス 116400gv 文字盤アップ

スイス公認クロノメーター検査協会のクロノメーター認定はもちろん、この精度の2倍以上にあたる日差-2秒~+2秒をケーシング後に実現しています

さらに、2015年7月1日以降に購入したロレックスには、従来の2年保証から3年間延長され、5年もの長期保証がつけられたのも、ブルーパラクロム・ヒゲゼンマイの採用などでムーブメントの耐久性が向上している証拠ではないでしょうか

 

イージーリンク

ロレックス 116400gv バックル

ロレックス ミルガウスには、画期的で調整が容易な機能がついています

それがこの「イージーリンク」機構

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ロレックス イージーリンク 閉
通常の状態

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ロレックス イージーリンク 開
開放されたイージーリンク

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バックルに完全に収納されている半コマ部分を開放することで、瞬時に5ミリのエクステンションが可能になっていて、特別な工具を使わずにその時の季節や状況によって腕廻りを調整することが可能になっています

これは数多くあるロレックスの特許技術の一つになります

 

GV

ロレックス 116400gv ミルガウス表記

ロレックスのポートレートカラーである緑に彩られたサファイアガラスは、意外な事に特許が取られていません

その理由は、非常に高度な技術を要する為、製造を真似することができないと公式に記されています

そのような技術が使われているGVモデルですから、定価設定も踏まえ10万円ほど高く流通しています(現時点)

 

防水性能

二重密閉構造のスクリュートゥインロックリューズに、スクリューバックの裏蓋でムーブメントを守り、防水性能は100mを確保

それに使われる素材「904Lスチール」は耐蝕性に優れた非常に堅牢なものですが、大型のプレス機などが必要な為コストがかかりすぎるのがデメリットでもあります

しかし、世界に販売網を持つロレックスですから、コストが高くなっても収益の確保はきっちりなされているのでしょう

 

仕様

メーカー ロレックス
モデル ミルガウス
リファレンス 116400GV
文字盤 ブラック
ケースサイズ 40ミリ
素材 ステンレススチール
防水 100m
ムーブメント キャリバー 3131
振動数 28,800
パワーリザーブ 48時間
機能 耐磁
参考価格

 

ミルガウスの復活

3代目ミルガウスの登場により、ようやくイナズマ針が身近になったと言えるでしょう

その後時が経つにつれ、GV以外のモデルは生産が終了することになりました

しかし、中古品は現在ではある程度流通していますので、価格は上昇していますが現実的な金額で購入することは可能になっています