プラチナを使用した「ヨットマスター ロレジウム」を買取させていただきましたのでご紹介いたします
YACHT-MASTER
1992年に登場したヨットマスターは、水中の使用を想定したものではなく、ヨットやクルーザーなどの船上で使われる事を目的に開発され、主に富裕層向けに販売されたものになります
スポーツモデルでは珍しく、メンズ40mの他にボーイズ34m・レディース29mがラインナップされていることから、幅広い客層に向けて開発されたことがわかります
ロレジウム
素材の特徴を挙げると、ステンレススチールと合わされるのがプラチナ950であること
ロレックスのイエローゴールド・ホワイトゴールド・ローズゴールドとステンレスのコンビは「ロレゾール」と呼ばれますが、このプラチナ仕様のものは「ロレジウム」と名付けられ、「ROLEX+SS+PLATINUM」からなった造語になります
ちなみにロレゾールは「ROLEX+SS+※OR」から形成される造語です
※フランス語でゴールドの意味
このプラチナ950は、サンドブラスト(砂地加工)され文字盤とベゼルに使用されることで、美しいフォルムと一体感を演出しています
ベゼルはエンボス加工(浮き彫り)されることで立体感を出し、見た目にも印象に残る仕上がりが特徴的であり、他のモデルにはないということも選ばれる理由の一つと言えます
防水性能は?
フィート・メーター表記はありませんが、100mの防水仕様になっています
リューズには、三重密閉構造を示す3つのポッチがあるため300m防水と思われがちですが、もともと船上で使用されることを想定して作られたということを考えると、100mとなるのではないでしょうか
ベゼルは逆回転防止?
酸素ボンベの残量などを計るのに便利な回転ベゼルですが、ヨットマスターはダイバーズ仕様ではないため逆回転防止機能は付いていません
そのかわり両方向回転ベゼルにすることで、瞬時に目的の場所に合わせることができるため、ヨットレースなどの慌ただしい時でもすぐに使用することが可能になっています
ムーブメント
「高精度クロノメーター」の精度を持つロレジウムには、キャリバー3135のムーブメントが搭載されています
サブマリーナー・ディープシー・デイトジャストなどにも使われる、ロレックスを代表するムーブメントであり、厳しい自社基準をクリアした物のみが送り出されています
クラスプとブレス
クラスプはダブルロッククラスプになっているため、誤って開き落下する危険が減少
[wc_row]
[wc_column size=”one-half” position=”first”]
[/wc_column]
[wc_column size=”one-half” position=”last”]
[/wc_column]
[/wc_row]
ブレスは中コマが鏡面仕上げされた造りになっています
仕様
メーカー | ロレックス |
モデル | ヨットマスター ロレジウム |
リファレンス | 16622 |
文字盤 | プラチナシルバー |
ケースサイズ | 40ミリ |
素材 | ステンレススチール×プラチナ |
防水 | 100m |
ムーブメント | キャリバー 3135 |
振動数 | 28,800 |
パワーリザーブ | 48時間 |
機能 | 両方向回転ベゼル |
参考価格 |
6桁への移行
1999年から高い人気を誇るRef.16622ですが、2012年にはモデルチェンジとなり、13年に渡る生産を終えることになります
後を継いで登場したのがRef.116622となり、ブラッシュアップされた部品が使われる他、文字盤のカラーがブルーになったものなどが登場しています
限定のロレジウム
Ref.16622の文字盤はシルバー色のみの展開と思いがちですが、実は「香港ロレックス限定」のカラーが登場していたのです
その色はRef.116622に登場する「ブルー」になります
驚くのは何といってもその生産本数
わずか「50本」のみの生産ということで、その希少性がいかなるものか、お分かりいただけると思います
ロレックス ロレジウム
エンボス加工やプラチナが組み合わされた特徴的なモデルで、赤色の針とモデル表記が主張していますね
全体がシルバー色で統一されていますので、さほどシーンを選ばずに装着できるため人気もあり、昨今のスポーツモデルの高騰を受け価格は上昇しています