ロレックス 116505 エバーローズゴールドのデイトナ

ロレックスの中でも抜群の知名度とステータスを誇る「DAYTONA]の、エバーローズゴールド製 Ref.116505 ピンク文字盤を買取させていただきましたのでご紹介いたします

DAYTONA

ロレックス 116505 斜め

1959年にレースサーキット「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」が完成した際、計測器の協力をしたのがロレックスであり、後の1963年にデイトナが誕生しています

カーレーサー向けのモデルですので、車の平均時速が計れるタキメーターがついていて、時速400Kmまで測定することができます

使い方はシンプルで、車がスタートすると同時に測定を開始して、1Kmの地点を通過した時にストップさせれば、クロノグラフ針の先にあるベゼルの数字が平均速度になります

エバーローズゴールド

ロレックス 116505 ブレス

イエロー・ホワイト・ピンク そのどれでもないカラー

それが「エバーローズゴールド」

少量のプラチナとロレックス独自の配合で造り上げられ、変色に強い金属として2005年に誕生し特許を取得しています

トリプルロック

ロレックス 116505 リューズ

リューズにはトリプルロック構造であることを示す3つの点が加工されていて、リューズ側に1つチューブ側に2つのパッキンが取り付けられることで、水の浸入を防ぐ3重密閉構造になっています

デイトナのクロノグラフはねじ込み式になっているため、計測する際は開放しないと使用できませんが、使用後はしっかり戻しておく必要があります

バックル

ロレックス 116505 閉

 

ロレックス 116505 開

バックルはダブルロックが採用され、不意に外れてしまった時に落下の危険を防いでくれます

さらに、工具を必要とすることなくベルト調整ができる「イージーリンク」機能がついていて、容易に約5ミリの調整が可能になっています

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ロレックス イージーリンク 閉
閉じた状態

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ロレックス イージーリンク 開
開放した状態

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この画期的なシステムは、ロレックスが特許を取得しています

キャリバー4130

キャリバー4130にはブルーパラクロム・ヒゲゼンマイが使われていますので、従来のムーブメントに比べ、耐磁性が向上し温度変化にも強く、耐衝撃性においては10倍もの強度を誇ります

精度においてもスイス公認クロノメーター検査協会の認定を受け、さらに自社基準による検査を設けているため、ケーシング後の日差は-2秒~+2秒に収められています

仕様

メーカー ロレックス
モデル デイトナ
リファレンス 116505
文字盤 ピンク
ケースサイズ 40ミリ
素材 エバーローズゴールド
防水 100m
ムーブメント キャリバー4130
振動数 28,800
パワーリザーブ 72時間
機能 クロノグラフ
参考価格

デイトナ

ロレックス 116505 正面

エバーローズゴールドで仕上げたデイトナ

流通量がSS製に比べて圧倒的に少ないモデルですので、流通相場を把握し的確に状態を見極める必要があるモデルです

魅力的な品を買取させていただきまして、ありがとうございました

ロレックス GMTマスター Ref.16700

ペプシベゼルが特徴の、GMTマスターRef.16700を買取させていただきましたのでご紹介いたします

GMTマスター

ロレックス 16700 正面

ロレックスのモデルはプロフェッショナル向けに制作されることが多く、このGMTマスターは1955年にパンナム航空の依頼により開発されたもので、世界中を飛び回るパイロットが瞬時に二カ国の時刻を把握できるようになっています

また、パイロットの他にも海外旅行を楽しむ富裕層向けのコンビモデルや無垢モデルも登場していますので、幅広い層に人気があり、ベゼルカラーは「赤×青」「黒×黒」の2種類が用意されていました

そして、スポーツモデルでは唯一ジュビリーブレスを選択することができたモデルになります

 

1983年になると、短針が単独で操作できるためベゼルと併用することで、異なる3つの場所の時刻が分かるGMTマスター2が登場したため、1999年に生産を終えることになりました

GMTとは、「グリニッジ・ミーン・タイム」の頭文字を取ったもので世界標準時のことです

約10年

ロレックス 16700 クロノメーター

Ref.16700はGMTマスターの最終モデルであり、1990年ごろから約10年に渡り生産されたもので、この頃もGMTマスター2と混在して売られていました

GMTとしての機能で劣るために生産が終了したのですが、カレンダーのクイックチェンジが可能で時刻合わせをする上ではⅠの方が便利なため、GMT機能をあまり使われない方はこちらを選ばれるのもいいのではないでしょうか

ムーブメントはRef.16700のみに使われたキャリバー3175が搭載され、前ムーブメントからの変更は※テンプを支えるブリッジをシングルからダブルに変える事で、精度の向上や部品の隙間の調整が容易に行える仕様になっています

※テンプとは調速機の一つで、ヒゲゼンマイの伸縮する力を使用し回転する機械式時計の心臓部です

回転ベゼル

ロレックス 16700 横 箱

GMTマスターの回転ベゼルは、ダイバーズ仕様の逆回転防止ベゼルではなく両方向回転ベゼルが搭載されているため、瞬時に時差をセットできるように造られています

カラーは、Ⅰが「赤×黒」「黒×黒」、Ⅱが「赤×黒」と分けられていたため当時は瞬時にどちらのモデルか判断できましたが、その後三つのカラーが引き継がれたため表記などで確認する必要があります

 

プラスチックやステンレスが使われていたGMTマスター2ですが、2007年に登場した後継機Ref.116710LNにはセラミック素材でできたセラクロムベゼルが登場し、耐衝撃性や褪色性があがり改良されています

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しかし、アンティーク感が欲しいと思われる方が増えていますので、褪色したベゼルの物も人気が高く、買取においても重要なポイントの一つになります

インデックス

ロレックス 16700 横 アップ

Ref.16700のインデックスは、金属のフチでできたアワーマーカーにトリチウムの夜光塗料が塗られ発光するのですが、3rdモデルであるRef.16750の前期ダイヤルには、金属のフチがないインデックスが使われていて、よりアンティーク感が出たモデルになっています

また、数十年の時を経たインデックスや針は、光に当たることでヤケと呼ばれる変色が起こることも、味わい深い仕上がりになる要因の一つです

バックルの仕様

ロレックス 16700 バックル

発売当初のRef.16700はシングルバックルが使われていましたが、やはり開きやすいためか1995年頃にこのようなダブルロック式に改良され、落下するリスクを軽減しています

これらのバックルやケース・ブレスレットは、1985年から全てのステンレスモデルに「904Lスチール」と呼ばれる堅牢な素材で造られているとロレックスが公式に発表しています

ロレックス 16700 ブレス

この904Lスチールは鍛造で製造されますが、プレス機などの設備が必要で多額のコストがかかるため採用するメーカーはほぼなく、ロレックスならではの採用といえるでしょう

堅牢性の他に研磨性にも優れる素材のため、磨き上げられることで再び美しい姿に戻ってくれるのも利点の一つになります

仕様

メーカー ロレックス
モデル GMTマスター
リファレンス 16700
文字盤 ブラック
ケースサイズ 40ミリ
素材 ステンレススチール
防水 100m
ムーブメント キャリバー 3175
振動数 28,800
パワーリザーブ 48時間
機能 GMT機構
参考価格

 

最後に

買取相場が一時期に比べてかなり上がったGMTマスターⅠ

近代的な現行のモデルもいいですが、80年代・90年代のものだからこそ見られるヤケや褪色も魅力の一つですね

また、価値を損なわないためにも付属品は非常に重要ですので、お持ちでしたら大切に保管して下さい

ロレックス サブマリーナー 116610LN

2010年に発売されたサブマリーナーRef.116610LNは、前モデルであるRef.16610に比べ様々な改良が盛り込まれた、高い性能を持つダイバーズウォッチとして人気の高いモデルです

その機能や詳細をお伝え致します

SUBMARINER

1953年に開発されたサブマリーナーは、世界初のダイバーズウォッチとして発売されると、ダイバーのみならず防水機能を求める人々に支持され、広く世に送り出されました

当初は、回転ベゼルは搭載していたもののデイト表示やリューズガードがない状態で発売され、改良と共に搭載されていきます

1960年代にはデイト付きのRef.1680が発売され、ノンデイト仕様と併せて生産されており、このRef.1680にはSUBMARINERの表記が赤い「赤サブ」と呼ばれるものがあり、プレミア価格で取引されています

ロレックス 1680 白サブ 文字盤
Ref.1680 こちらは白サブ

 

その中でも、メーターの表記が先に来る「メーターファースト」と呼ばれる前期型のモデルは非常に人気ですが、リダンの可能性もあるため取扱いには注意が必要です

その後1989年には、前モデルであるRef.16610が登場するとロングセラーとなり、ダイバーズ時計の定番として幅広い世代に支持されるようになります

2010年になるとRef.116610の登場により20年に渡る生産に終止符が打たれますが、旧型の人気は根強いため高い価格で取引されます

Ref.116610LN

ロレックス 116610 正面 横

非常に高性能なモデルとして生まれ変わったサブマリーナーは、防水性能はそのままですが高い技術が投入され、更なる精度の向上や耐久性がアップしています

「LN」とはLunette Noir」の略であり、「黒いベゼル」を意味します

黒いベゼルはセラミック素材で造られた逆回転防止仕様の「セラクロムベゼル」であり、PVD加工によりプラチナの微粒子でコーティングされ、耐傷性が向上し紫外線による褪色を防ぐ効果もあります

 

大型化された針・インデックス・リューズガード・ラグは視認性を高めると共に、より頑丈にケースを守ることができるため、ダイバーの過酷な状況でも必要な機能は動作するでしょう

リューズは従来通りトリプルロックリューズになりチューブ側に2個・リューズ側に1個パッキンが埋め込まれた三重密閉構造となっていて、高い防水性能を維持しています

エクステンション

画期的な機能が装備され、エクステンションが容易に行えるようになりさらなる操作性が向上

「グライドロックエクステンション」と名付けられたクラスプは、2ミリ刻みで約20ミリの延長が可能で、ダイバーズスーツを着ていても容易に脱着が可能になっています

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通常のロック状態

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グライドロック 内側 開
開放された状態

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操作は片側のブレスを引っ張ることで解放状態となり、後はスライドさせるだけといった非常に簡単な操作で調整が可能になっています

グライドロック 内側 スライド
このように簡単にスライドが可能

 

約8時間

インデックスと針・ベゼル12時には、従来のルミノバから変更された「クロマライト」が使用され、視認性・耐久性がアップ

発色は緑から青、発光時間は約4時間から2倍の約8時間へと延長され、暗い海での使用に十分耐えられるように改良されています

ムーブメント

ムーブメントは従来モデルと変わらずキャリバー3135が使われていますが、テンプの一部を担うゼンマイは、「ブルーパラクロム・ヒゲゼンマイ」が搭載され、耐磁性のアップと耐衝撃性が従来の10倍になっています

精度においても抜群の力を発揮し、ケーシング後の日差は-2秒~+2秒の範囲に抑えられ、スイス公認クロノメーター検査協会の基準を2倍以上上回る数字になります

ロレックスの精度への拘りは長きに渡り続くもので、公式に認められたクロノメーター認定を受けることで、他メーカーとの差別化を図ってきた歴史があります

スチール素材

ロレックス 116610 ブレス

これらの技術が埋め込まれたサブマリーナーは、「904Lスチール」という研磨性に富んだ素材で製造されるため、磨き上げられると美しいフォルムを見ることができます

プレスして隙間を無くすことで強度が増す鍛造にて造られているので、ダイバーが遭遇する過酷な状況での使用にも耐えられるように設計されています

 

加工には大型のプレス機などの設備にコストがかかりますが、ロレックスはこの工程を全て自社工場で行っています

この素材の採用は1985年から全てのステンレスモデルで採用されているため、当時の定価を考えると非常にコストパフォーマンスに優れ、また資産価値としても数倍に跳ね上がっているモデルもあるため、80年代や90年代に購入されている方は利益が出る可能性も大いにあります

 

仕様

メーカー ロレックス
モデル サブマリーナー
リファレンス 116610
文字盤 ブラック
ケースサイズ 40ミリ
素材 ステンレススチール
防水 300m
ムーブメント キャリバー 3135
振動数 28,800
パワーリザーブ 48時間
機能 グライドロック・逆回転防止ベゼル
参考価格

 

サブマリーナー

前モデルより格段にパワーアップした116610

懐かしい感じの残る16610

アンティークな1680

どれも需要の高いサブマリーナーですから、買取価格は高い水準を保っています

そして査定が有利になるのは、発売時の付属品の有無とオリジナルを保っていることが重要になります