ロレックス デイトジャスト 116261 ターノグラフ

2004年に登場しました、回転ベゼルを持つデイトジャスト Ref.116261 ターノグラフを買取させていただきましたのでご紹介いたします

TURN-O-GRAPH

1953年に製造され、1954年にバーゼル・フェアで発表された初代ターノグラフRef.6202

デザインが似ていることからサブマリーナーの元と言われていますが、同時に初代サブマリーナーやエクスプローラーが発売されていることを考えると、オリジナルであると言えるのではないでしょうか

また欧州でターノグラフと呼ばれていたのは、回転ベゼルを搭載したデイトジャストであるサンダーバードになります

 

サンダーバードの由来は、1956年に米空軍公式アクロバットチーム「※サンダーバーズ」が、チーム所属のエリート・パイロットであるドン・フェリス大佐にその功績を讃えて送った時計で、その裏蓋には「Don FERRIS The Thunderbirds」と刻印されています

※サンダーバードとは雷鳥のことではなく、先住民族の伝説である「巨大な鳥」の事を指し、名称自体は一般公募により決められたとの事

ロレックス 116261 正面 縦

今回の買取品はサンダーバードの型番が6桁になったもので、ベゼルが回転し0に戻ることからターンO(オー)が名前の由来と言われ、文字盤にはその刻印が施されています

仕様

ロレックス 116261 横

ダイバーズ仕様ではないため、ベゼルは両方向回転ベゼルが取り付けられ、瞬時に目的の場所に廻すことができるため、コインパーキングなどで車の駐車時間を計れるなど日常生活において活躍してくれます

堅牢なステンレススチールにピンクゴールドが合わされ、1933年にロレックスが商標登録した「ロレゾール」と呼ばれるコンビモデル

スペルは「ROLESOR]になり、ROLEX+S(ステンレス)+OR(フランス語でゴールドの意味)というのが通説で、ロレックスを象徴する仕様になっています

ロレックス116261 バックル

 

ロレックス 116261 ブレス

こちらは3列のオイスターブレスですが、5列ベルトのジュビリー仕様も発売され、ゴールドの組み合わせも

・ステンレススチール×イエローゴールド Ref.116263

・ステンレススチール×ホワイトゴールド Ref.116264

・ステンレススチール×ピンクゴールド  Ref.116261

が登場しているため、使用環境に合わせたモデルを選ぶことが可能でした

 

なお、Ref.116264はベゼルのみゴールドを使用し、ブレスはオールステンレス仕様になっています

夜光塗料は「ルミノバ」を使用しており、発光は約4時間で発色はグリーンになっていますが、夜光の面積が小さいため視認性は高くは確保されていません

ムーブメントには、サブマリーナー・シードゥエラー・デイトジャスト・ヨットマスターなどに搭載されているキャリバー3135が搭載され、高い精度が保たれています

116261 詳細

ロレックス 116261 正面 横

メーカー ロレックス
モデル ターノグラフ
リファレンス 116261
文字盤 ブラック
ケースサイズ 36ミリ
素材 ステンレススチール×ピンクゴールド
防水 100m
ムーブメント キャリバー 3135
振動数 28,800
パワーリザーブ 48時間
機能 回転ベゼル
参考価格

日本限定

2011年には日本限定として、Ref.116263の秒針・ターノグラフ表記・カレンダーの数字がロレックスのアイコンカラーであるグリーンになったものが黒文字盤と白文字盤の2種類が発売されました

各300本づつという少数生産のため、流通価格は通常のものと比べて高く取引されています

 

ターノグラフ

2004年の発売から9年が経った2013年に生産終了になりましたが、ホワイト・ピンク・イエローとバリエーションがあり、3列・5列ベルトの違いもありますので使用環境や好みに合わせたチョイスが出来るのがターノグラフですね

生産が終了しているため新たな個体は生産されませんので、高い価格が維持されているモデルでもあります

こちらも[marker]保証書・コマ・箱などが査定に大きく響きます[/marker]ので、大切に保管されることをお勧めします

ロレックス オイスターパーペチュアル39 Ref.114300

デイト表示や特別な機能は一切ついていない、シンプルなオイスターパーペチュアル39 Ref.114300レッドグレープ文字盤を買取させていただきましたので、仕様などをご紹介致します

OYSTER PERPETUAL

ロレックス 114300 正面 縦

1926年に防水・防塵仕様のオイスターケースが開発され特許を取得した後、両方向回転ローターによるパーペチュアル機構(自動巻き)が開発され、1933年にこちらも特許を取得しました

この二つの発明は非常に画期的で、当時は手巻き式時計や半回転式しかなく、ゼンマイを巻き上げるためにリューズを開放する必要がありましたので、水害に合う機会も多かった時代であり、完全な防水時計と呼べるものがなかった時代の事

 

牡蠣のように頑丈な造りに仕上げられたことからオイスターと名付けられ、ねじ込み式のリューズと裏蓋が合わさることでその防水性を発揮し、1927年にはメルセデス・グライツ嬢が「オイスター」を装着しドーバー海峡を泳いで渡った際、10時間以上も水の中にあったオイスターがその後も完璧に動作していました

ロレックス 114300 オイスターパーペチュアル

 

様々なケースサイズ

ロレックス 114300 正面 横

このモデルはオイスターパーペチュアルの中で最もケースサイズが大きい39ミリとなり、EX-1 Ref.214270と同じサイズになりました

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この他にもサイズ違いで登場していますのでご紹介します

  • 26ミリ Ref.176200
  • 31ミリ Ref.177200
  • 34ミリ Ref.114200
  • 36ミリ Ref.116000
  • 39ミリ Ref.114300

このように豊富なサイズのラインナップがあり、文字盤のカラーやインデックスの仕様と併せると、数十個の中から選ぶことができますので選択肢の多いモデルと言えるでしょう

 

ここで一つきになるのがRef.114200

これはエアキングの型番だったはずと思い出されますが、2014年に一度生産を終え文字盤からエアキングの名が消されると、オイスターパーペチュアル34として生産されています

先ほど一度と申し上げたのは後継機であるRef.116900が発売されたためで、40ミリへサイズアップされ針やロゴがグリーンになり、その上には黄色で彩られた王冠マークが特徴的な仕上がりになり、様々な改良が施された新生エアキングとして登場しました

文字盤の種類

2015年発売のこのモデルは、レッドグレープの他に

  • グレー文字盤×ブルーポイントのダークロジウム
  • ブルー文字盤×グリーンポイントのブルー

がラインナップとして登場しました

 

売れ行きとしては、ダークロジウムが一歩リードという所ですが、モデル自体の流通量を見てみると大ヒットとまでは言い難くなっています

インナーサークルにはルーレット刻印と呼ばれるロレックスの文字と、6時位置にはシリアルナンバーが刻印されています

機能は十分

ロレックス 114300 クロノメーター表記

しかし搭載されるムーブメントなどはしっかり造りこまれているため、シンプルなロレックスを持ちたいとお考えの方には最適な一本になります

ハック機能による秒単位での時刻合わせが可能で、1985年より採用されている超合金素材「904Lスチール」により耐蝕性・耐傷性はアップされ、研磨性に富むこの素材は磨き上げられることで美しいフォルムが浮かび上がります

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ロレックス 114300 バックル 閉

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ロレックス 114300 バックル 開

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水が浸入する恐れのあるリューズには、チューブとリューズの内側にパッキンを入れ込んだトゥインロック(二重密閉構造)になっており、防水性能は日常生活では十分な100m防水になっています

ムーブメントにはキャリバー3132が搭載され、調速機を担うゼンマイには耐磁性ブルーパラクロム・ヒゲゼンマイが使われ、高性能のパラフレックスショック・アブソーバーが衝撃を和らげる役目を果たしています

 

仕様

メーカー ロレックス
モデル オイスターパーペチュアル
リファレンス 114300
文字盤 レッドグレープ
ケースサイズ 39ミリ
素材 ステンレススチール
防水 100m
ムーブメント キャリバー 3132
振動数 28,800
パワーリザーブ 48時間
機能 ハック機能
参考価格 583,200円

 

シンプルながらクロノメーターの取得や、ハック機能により正確に秒針が合わせられるなど、性能的には十分なモデルと言えますね

現在の所プレミアはついていませんが買取相場は安定して高く、ロレックスのリセールバリューの高さが伺えます

ロレックス シードゥエラー ディープシー 116660

飽和潜水を行うプロダイバーズ向けに開発された「シードゥエラー」
このモデルを遙かに凌駕するスペックを持つ「シードゥエラー・ディープシー  Ref.116660」を買取させていただきましたので、スペックや機能などお伝えいたします

SEA DWELLER

ロレックス 116660 全体

1960年代、フランスにある潜水事業専門の会社「COMEX]は、ダイバーたちに防水能力の高いロレックスのサブマリーナーを支給していたのですが、飽和潜水を行った際、風防が吹き飛んでしまうことが多発

そこで同社の協力を得てロレックスが開発したのが、「ヘリウムガス・エスケープ バルブ」を搭載したシードゥエラーになります

ヘリウムの膨張

深海での作業を行う場合に、気をつけなければならないのが、空気中の約80%を占める窒素の存在

ある一定の深度まで潜ると、窒素が体内に取り込まれることで中毒症状に陥ってしまいます

これを防ぐためにの空気の中身を、ヘリウムガスと酸素にすることで中毒になるのを防ぐことができるのですが、ヘリウムは非常に小さな分子であることから時計の内部にも侵入してしまいます

高圧の状態で侵入したヘリウムは、上昇するにつれ膨張し時計の内側から突き破るほどの圧力になるため、サブマリーナーの風防が吹き飛んでしまったのです

ヘリウムの放出

そのためにはヘリウムガスを逃がす必要があり、そこで開発・搭載されたのがケース側部にある「ヘリウムガス・エスケープバルブ」になります

ロレックス 116660 エスケープバルブ

スプリングが取り付けられたバルブは、時計の中と外との圧力差が3~5バールに達すると、自動で作動するため操作は一切不要になっています

DEEPSEA

革新的な技術が搭載されたディープシーが登場したのは2008年の事

分厚く特殊な形、44ミリというケースサイズは衝撃を与え、ずっしりとした重量感は信頼へと変わり、瞬く間に人気モデルとなりました

メーカー ロレックス
モデル シードゥエラー ディープシー
リファレンス 116660
文字盤 ブラック
ケースサイズ 44ミリ
素材 ステンレススチール
防水 3,900m
ムーブメント キャリバー 3135
振動数 28,800
パワーリザーブ 48時間
機能 グライドロック・エスケープバルブ
参考価格

最深部への挑戦

1960年、海洋における世界最深部であるマリアナ海溝のチャレンジャー海淵への潜水を成功させたバチスカーフ・トリエステ号

10,916mの最深部から帰還したトリエステ号の外側には、「ディープシースペシャル」というロレックスの試作品が、取り付けられていました

試作品でありながら、世界最深部での水圧や環境に耐え、なおかつ正常に作動していたことから、海洋におけるパイオニアとして世界に名を轟かせることとなります

屈強なシステム

Ref.116660には約3トンもの水圧に耐えることのできるケースが備えられ、「リングロックシステム」と呼ばれる革新的な技術を搭載

ロレックス 116660 文字盤アップ 縦

窒素合金ステンレススチール製のセンターリングがシステムの心臓部であり、厚さ5mmのドーム型サファイアクリスタルとグレード5のチタン合金の裏蓋で構成されています

[marker]わずかな柔軟性があるため高い水圧が逆に裏蓋を締めつけ、さらにケースの密閉性を上げています[/marker]

そして、3,900m(1.3t)での水圧検査をするために、COMEX社にタンクの作成を依頼し、出来上がったのが、4.5tまで検査できる高圧タンク

これを使用し、ディープシーは一つ一つ厳しい基準をクリアーして、世に送り出されているのです

精度や機能

いかに壊れないケースを作成しても、大幅に時間が狂うものは時計とは呼べないもの

ディープシーのムーブメントは、スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)の認定を受けた、キャリバー3135が搭載され高精度を実現

ロレックス 116660 文字盤アップ 横

さらに、ケーシング後の日差は-2秒~+2秒となっており、COSCの基準である-4秒から+6秒を大幅に上まっています

ブルーパラクロム

機械式時計で重要なゼンマイ部分にはロレックスが開発した「ブルーパラクロムヒゲゼンマイ」が使われ、耐磁性・耐衝撃性に加え温度変化にも強くなっており、どのような場所でもプロフェッショナルが正確な時間を知ることができるように開発されたもの

長時間ルミネッセンス

深海での作業は光が届かず暗闇での作業を強いられるため、時間を読み取るためには夜光塗料はなくてはならないものであるため、ディープシーには大型のインデックス・針・ベゼルの0にクロマライトの夜光塗料が使われ、通常の夜光の約4時間の2倍にあたる約8時間もの長時間発光が可能

発色はルミノバの緑から青へと変更され、さらなる視認性のアップに繋がっています

耐久性の向上

ベゼルの改良も大きな点であり、プラスチック素材からセラミック素材へと変更され、「セラクロムベゼル」として装着されています

目盛と数字はプラチナコーティングされ、耐衝撃・耐傷性・褪色性に優れているため、長年の使用に耐えられることができ、ダイバーのために逆回転防止となっています

隙間からの浸入

リューズには、トリプルロックを示すポッチが記され、これはチューブ側に2個・リューズ側に1個パッキンが使われることで、三重密閉構造となり水の浸入を防ぐ大きな役割をもっています

ロレックス 116660 リューズ

パッキンは劣化や取り外した際は形状が変わるため、オーバーホールの際は毎回交換することが防水性を保つうえで重要な事

容易に脱着できる

クラスプにはロレックスが特許を取得した「グライドロック・エクステンション」と「フリップロック・エクステンション」が搭載されているため容易に脱着が可能になっています

グライドロックは、このように上部を引き出すことで解放され、スライドさせることで2mm刻みで最大20mmまで延長することが可能になっています

ロレックス 116660 グライドロック

エクステンションは、収納された部分を引き出すことで延長できるもので、さらに26mmの延長が可能

ロレックス 116660 フリップロック

これらを合わせると46mmもの延長できるため、ダイビングスーツの着用時にはかかせない技術となり、どちらも特別な工具は必要ないのが大きな点であります

超合金は80年代から

これらの画期的な機能・美しさを保つために、ロレックスは1985年から「904Lスチール」と呼ばれる非常に堅牢な素材を、全てのステンレスモデルに採用し、この素材は磨き上げられることで再び美しさを取り戻すのです

ロレックス 116660 904Lスチールブレス

製造方法は、※鍛造のため大型のプレス機が必要になり高額なコストがかかるが、宇宙工学やハイテク産業でも使われる信頼度の高い素材を使用することが、ロレックスが求める美しさを表現するためには必然のものだったのかもしれません

※金属をプレスして隙間を無くし強度を上げる製造方法

ロレックスの価値

このようにロレックスは、数十年前から高価な素材を使用し、プロフェッショナルのために様々な機能を追加し、何代にも受け継ぐことができ、世界中でメンテナンスが受けられる事を考えると、コストパフォーマンスに優れ所有する喜びが生まれるのではないでしょうか

ロレックスの時計は、国内のみならず世界中に向けて販売することができるようになり、その影響で円安時にはかなりの金額で売却できるため、定価の安かった数十年前に買われた方は利益が出ることもあります

ロレックスをお持ちでしたら、古くても立派な資産ですから有効にお使い下さい

ロレックス ミルガウス Ref.116400 黒文字盤

医者や科学者向けに開発された、ミルガウスRef.116400の黒文字盤を買取させていただきましたので機能や仕様をご紹介いたします

MILGAUSS

ミルガウス116400黒 正面 縦

1956年、機械式時計が主流の時代、医師や科学者は職務の性質上、磁気に接する機会が多いため時計への影響は避けられず、悩みの種となっていることにロレックスは着目し「ミルガウス」を創り上げました

「ミル」はフランス語で「1000」、「ガウス」は磁束密度の単位からなりロレックスに多い造語になります

 

初代Ref.6541はシルバー色の有名なイナズマ針と回転ベゼルを搭載したもので、今では1千万円をゆうに超える価格で取引される幻といえるほどのモデルですので、オリジナルを見かけることはほとんどありません

何故これほどまでに高額で取引されるかというと、当時は時計の性能が専門的すぎてあまり売れる事がなく、世に出回っている絶対数が限りなく少ない事と、プレミアがつくのは何十年も先な事が多いのが原因になっています

 

2代目になるとイナズマ針が変更されたたことと、やはりモデルそのものの需要が少なく、1988年には生産終了となったため、現実的にイナズマ針が使われたミルガウスを手に入れることはできなくなっていました

 

そんな中、2007年に登場したのが今回の買取品 Ref.116400

ミルガウス116400黒 稲妻針

イナズマ針を搭載し、様々な改良が行われています

強磁性合金

磁気からムーブメントを守るために開発されたミルガウスは、時計内部に強磁性合金で作られた磁気シールドを配置することでムーブメントが保護されています

ミルガウス116400黒 裏蓋

このシールドには「B」とその上に、向かって右方向の矢印が刻印されいて、これは磁束密度を表していますが内部の刻印のため通常は見ることはできません

そのシールドの内部にはキャリバー3131のムーブメントが収められ、常磁性合金で作られたブルーのゼンマイ「ブルーパラクロム・ヒゲゼンマイ」が装備されています

一定の伸縮が不可欠なゼンマイは、磁気や衝撃により狂いが生じるため、このヒゲゼンマイを用いることでそれらを克服することが可能になっています

 

機械式時計は、通常50~100ガウスほどの磁気を浴びてしまうとムーブメントに影響がでてしまうものですが、この仕様のため1,000ガウスもの磁気もシャットダウンしてしまいます

(市販されている磁石を密着させると、800ガウスほどになります)

なお、デイト表示は磁気が侵入する開口部を減らすために採用はされていません

重要な精度

磁気シールドにより磁気から守られるキャリバー3131は、安定した精度を誇る「高精度クロノメーター」として、常に正確な時刻を表示します

その精度は、日差-2秒~+2秒に収まるもので、これはスイス公認クロノメーター検査協会(COSC)の基準の2倍を超えるもので、数十年前の曖昧だった認定方法の渦中に差別化を図るために、公認クロノメーターを取る精神が受け継がれているものだと思われます

混合ルミネッセンス

針とインデックスには夜光が塗られていますが、Ref.116400は夜光の変更前後でも販売されていたため、旧塗料であるルミノバと新塗料のクロマライトが混在しています

ミルガウス116400黒 文字盤

ですので、夜光の種類は3種類となり

  • [marker]全てルミノバ(今回の買取品)[/marker]
  • [marker]ルミノバとクロマライトの組み合わせ[/marker]
  • [marker]全てクロマライト[/marker]

このように流通しているため、夜光が気になる方は、事前にチェックされることをお勧めします

二重構造

防水100mを実現するためには、リューズからの水の浸入を防ぐために、チューブ内側とリューズの内側にパッキンが使われることで、二重密閉構造となり、リューズをきっちりねじ込むことで高い防水性が確保されています

ミルガウス116400黒 リューズ

二重密閉構造はトゥインロックと呼ばれる他、ダイバーズ仕様のモデルはチューブの内側にもう一つパッキンを用いた三重密閉構造のものがあり、これはトリプルロックリューズと呼ばれます

容易に延長が可能

ミルガウス116400黒 バックル

これまでのロレックスのモデルは、ダイバーズ系に装備されるフリップロックブレス以外では工具なしでは腕廻りの調整ができない仕様でしたが、新たに「イージーリンク」と呼ばれるエクステンション機能を使えば、容易に5mmの延長が可能になっています

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ロレックス イージーリンク 閉
イージーリンクが閉じた状態

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ロレックス イージーリンク 開
イージーリンクを開放した状態

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このように「引き出す」と「収納する」だけで腕廻りを調整することができ、クラスプ内で行えるため外観に影響を与えることなく夏場と冬場で自分で変更できるため、さらに所有者の満足度が向上する改良が加えられています

1985年から採用

三代目ミルガウスの素材は「904Lスチール」と呼ばれる非常に堅牢で研磨性に富んだ金属で造られていて、鍛造方式で製造されています

ミルガウス116400黒 ブレス

プレスすることで隙間がなくなり強固に出来上がるのですが、その製造には多額のコストがかかるため、採用しているのは宇宙工学やハイテク産業などに限られているのが現状であり、時計に採用できるのは世界に販売網を持つロレックスならではといえます

そのため、定期的なメンテナンスを行えば代々受け継いでいける時計であるといえ、現に数十年前のアンティークロレックスがまだまだ流通していることを考えると、新しい技術と素材が埋め込まれたこのミルガウスは、さらなる時間を刻んでくれるのではないでしょうか

 

メーカー ロレックス
モデル ミルガウス
リファレンス 116400
文字盤 ブラック
ケースサイズ 40ミリ
素材 ステンレススチール
防水 100m
ムーブメント キャリバー 3131
振動数 28,800
パワーリザーブ 48時間
機能 耐磁
参考価格

 

革新的な技術

黒文字盤の他に同時期に発売された白文字盤の他に、ガラスが薄いグリーンで造られたRef.116400GVは発売直後に品切れし、プレミア価格で販売されていました

「革新的な技術」とはこの、グリーンサファイアガラスのことで、長年の研究の末たどり着いた技術であり、耐傷性・耐蝕性に優れていますが、製造には数週間の時間が必要な工程であるとの事

この技術は特許を取得していないのが意外な事実ですが、その理由は[marker]「非常に高度な技術のため、製造を試みる者がいない」[/marker]と、公式に発表されています

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生産終了

2007年から発売された、Ref.116400も2015年になると生産終了となり、残されたのはRef.116400GVと同仕様のブルーダイヤルが特徴的な「Zブルー」のみ継続されることになりました

比較的新しい年代に8年間生産されていた事を踏まえると、販売数も多くGV仕様は継続されたため、多少の値上がりは考えられるものの急激な価格の上昇の可能性は低いと思われますが、どうなるかが分からないのがロレックスです

ロレックス エクスプローラーⅡ 216570 白文字盤

昼夜を問わず活動する探検家向けに開発されたロレックス エクスプローラー

今回はRef.216570を買取させていただきましたので、機能や仕様をご紹介いたします

EXPLORERⅡ

ロレックス216570 文字盤表記
1971年、洞窟探検家に向けて発売されたエクスプローラーは、暗い洞窟の奥で何日も過ごすと昼夜の区別がつかなくなるため、24時間ベゼルと24時間針を搭載することで判断できるように開発されました

他にも、火山学者・密林、極地探検家などに広まるなどしましたが、いずれもプロフェッショナルが使う事に限られてしまったため、販売は思うような結果は得られませんでした

記念モデル

登場から40年を迎え記念モデルとして発売されたのが、今回ご紹介するエクスプローラー2 Ref.216570

モデルとしては4代目にあたりますが、なんといっても目を引くのは、初代に搭載されていたオレンジ色の24時間針で、[marker]2代目・3代目にはない仕様[/marker]のため待ち焦がれていた方にとってはうれしい変更ポイントになります

文字盤のラインナップとしては、買取品の白文字盤と黒文字盤が発売され、黒文字盤の24時間針の根元は黒色で塗られているため同化し、先端のオレンジ針が浮いているように見える「ファントム」が人気を博しています

数少ないサイズ

発売当初から40ミリだったケースサイズが、2ミリアップし42ミリへと変更され、数少ないサイズとなったのも差別化を図りたい方から好評です(現時点では、EX-2とスカイドゥエラーのみ)

文字盤の人気に関しては、前モデルRef.16570は黒の方が人気(当時)があったため買取価格にも反映され、数万円の違いが出ていましたが、このモデルは白文字盤の人気も高いため、同じ程度の金額で買取や販売がされています

仕様について

ケースサイズがアップすると共に、針やインデックスの大型化が行われたこのモデルは、その他ベゼルの数字の大型化と▼マークを小さくするなど大小の違いをよりつけることで視認性のアップにつなげています

ロレックス216570 文字盤アップ

そのインデックスと針には、夜光塗料が装備され前作ではルミノバだったものが「クロマライト」へと変更され、発色は緑から青へ、発光時間は約4時間だったものが2倍の約8時間へとアップされているため、長時間の過酷な状況での使用にも耐えられる設計になっています

そして、ねじ込み式リューズはチューブとリューズの内側に2か所の密閉箇所が設けられ、2重構造となることで、水の浸入を防ぐ「トゥインロックリューズ」仕様となり、100mの防水性能が確保されています

 

メーカー ロレックス
モデル エクスプローラーⅡ
リファレンス 216570
文字盤 ホワイト
ケースサイズ 42ミリ
素材 ステンレススチール
防水 100m
ムーブメント キャリバー 3187
振動数 28,800
パワーリザーブ 48時間
機能 24時間針
参考価格

エクステンション

ロレックス216570 バックル

クラスプも改良が加えられ、「イージーリンク」と呼ばれるエクステンション機能が装備されることで、約5mm延長することが可能

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開放状態のイージーリンク
開放状態のイージーリンク

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収納状態のイージーリンク
収納状態のイージーリンク

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もちろん特別な工具は必要なく、クラスプに収められた部分を引っ張り出すだけで延長され、使わない場合は収納する事で縮めることができ、クラスプ内で行うことが出来るので外観には影響を及ぼさないのも嬉しいポイントの一つ

堅牢な素材

ロレックスのステンレスモデルは、1985年よりある高価な素材を用いて製造されています

その素材とは「904Lスチール」という宇宙工学やハイテク産業で使用されるもので、この素材を鍛造することで堅牢な金属となり、オイスターの名に恥じぬ、防水・防塵仕様の時計が世に送り出されるのです

耐性のアップ

調速機を担うゼンマイは、「ブルーパラクロム・ヒゲゼンマイ」が使用されることで、耐磁性・耐衝撃性がアップし温度の変化にも強くなっています

さらに、耐震装置として、「パラフレックス・ショックアブソーバー」が搭載されることで、落下時の衝撃を和らげ、最大50%の耐衝撃性がアップしているのも改良の一つです

このように、搭載されるキャリバー3187は耐性や温度変化に優れているため、過酷な状況でも正確に時を刻むことが可能であり、まさに探検家が使用するに十分のスペックといえるのではないでしょうか

さらに、短針が独立して操作できるため、GMT針と併用することで異なる地域の時間帯を、瞬時に読み取ることが可能になっています

日差とまとめ

ロレックス216570 クロノメーター

ムーブメントはスイス公認クロノメーター検査協会(COSC)の認定を受けていますが、それよりも厳しい自社基準を設けることで、日差-2秒~+2秒の範囲に収まるまで職人により調整が施されています

  • 堅牢な素材
  • 視認性が向上した仕様
  • 24時間針
  • 高精度ムーブメント

ご紹介してきましたが、今回のモデルチェンジは細部までチェックが施され、オレンジ針の復活ということで、これから先も高い人気を維持すると思われますので、丁寧な取扱いと付属品の保管、定期的なメンテナンスをお勧めいたします

付属品は重要です

ロレックス216570 正面 縦
エクスプローラーⅡを買取させていただきましてありがとうございました

上限価格をご提示できるのは状態も重要ですが、[marker]付属品である保証書・コマ・箱も非常に大きなポイントになります[/marker]

もちろん本体のみでも査定は十分可能ですが、少しでも金額を出すために残っているものは全てお持ち下さい

ロレックス デイトナ 116523 白文字盤

ロレックス唯一のクロノグラフモデル「DAYTONA]Ref.116523の、白文字盤を買取させていただきましたので機能や仕様をご紹介いたします

DAYTONA

ロレックス 116523 白 デイトナ表記

1963年に登場したデイトナは、カーレースを想定した造りになっており、その起源は1959年にストックカーレースのサーキット「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」の完成に伴い、計測器の協力をした事によります

タキメーターとクロノグラフがその象徴であり、併用することで車の速度が容易に測定できるため、クォーツ時計がまだない時代では画期的な計測器といえるでしょう

コスモグラフの由来といわれているのが、当時NASAの宇宙開発が開始されたことによる「COSMO」と、クロノグラフを織り交ぜたのではないかといわれ、ロレックス独自の造語として知られています

平均時速の測定

ロレックス 116523 白 タキメーター

クロノグラフを操作し、ベゼルに記される数字を読み取れば、容易に車の平均速度を割り出すことが可能

ねじ込み式のボタンを開放し測定をスタートして、1km走行した時にストップし、針の延長線上にあるベゼルの数字を読むだけ(但し、60秒以内の測定に限ります)

ロレックス 116523 白 正面 横

例えば、三時の位置に止まっている場合、ベゼルには240の数字が刻まれているため、その車の平均時速は240kmだと、容易に測定が可能になっています

気を付けなければならないのは、使用後は必ず解放したボタンをねじ込んでおく事

開放していると防水機能は働かない為、水の浸入を許しムーブメントを痛めてしまう恐れがあります

世代交代

Ref.116523は2000年から登場したモデルで、ロレックス念願の完全自社開発のクロノグラフムーブメントを搭載しています

では先代のRef.16523はどのメーカーのムーブメントを使っていたのでしょう?

それは、ゼニス社の傑作品「エル・プリメロ」をベースにしたもの

一般的な時計の振動数は8ビート/秒であり、毎時28,800回であるのに対し、エル・プリメロは10ビート/秒になり毎時36,000回を誇ります

振動数が多くなるにつれて、衝撃に強くなったり精度を高く保つ事ができます

 

但し、良いことばかりではなく、振動数が多くなるにつれ摩擦する回数が増えるため、耐久性が落ちる事が懸念されます

そこでロレックスはこのムーブメントをそのまま搭載するのではなく、振動数を8ビートに落とし耐久性を上げたムーブメントへと改良しました

そして、2000年になると自社開発のムーブメント「キャリバー4130」が搭載されたRef.116523の登場と共に、Ref.16523は12年に渡る生産に幕が下ろされる事になりました

キャリバー4130

ロレックス 116523 白 文字盤アップ

キャリバー4130はロレックスの悲願であった完全自社開発のクロノグラフムーブメント

前モデルに比べパワーリザーブは52時間から72時間に引き上げられながらも、部品数を大幅に減らすことに成功し、秒針を正確に合わすことのできるハック機能も追加されました

 

その後ヒゲゼンマイに「ブルーパラクロム・ヒゲゼンマイ」が装備されることになり、磁力の影響を受けにくくなるとともに、耐衝撃性が従来の約10倍に引き上げられ温度変化にも強くなっています

このムーブメントは2016年に発売されたRef.116500LNにも継続して使用されているため、非常に優秀なムーブメントと言えるでしょう

ロレックス 116523 白 クロノメーター

精度を見てみると、COSC(スイス公認クロノメーター検査協会)のクロノメーター認定を受けているのはもちろんの事、ケーシング後には日差-2秒から+2秒の精度で世に送り出されます

リューズやバックル

ロレックス 116523 白 リューズ

リューズには3つのポッチが表現され、これはトリプルロック構造のリューズであることを示すもので、リューズ側に1・チューブ側に2つの密閉構造を持つことで防水性を保っています

デイトナはクロノグラフのボタンがねじ込み式になっていますので、使用する際には開放する必要がありますが、使用後には戻しておかないと水没の事故が起こりますので注意が必要です

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ロレックス 116523 白 バックル 外側

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ロレックス 116523 白 バックル 内側

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バックルに丸い穴があるタイプは旧型となり、買取査定の際は減額となってしまいますが、当時では最新のため仕方ありません

何故、使わない時計の早期売却を促すかというと、マイナーチェンジにより部品の改良が行われた場合、ほとんどが旧仕様のものはマイナスポイントになるからです

仕様

メーカー ロレックス
モデル デイトナ
リファレンス 116523
文字盤 ホワイト
ケースサイズ 40ミリ
素材 ステンレススチール×イエローゴールド
防水 100m
ムーブメント キャリバー4130
振動数 28,800
パワーリザーブ 72時間
機能 クロノグラフ
参考価格

ロレックス 116523

変わらぬ人気を誇るデイトナを買取させていただきました

文字盤のバリエーションも豊富で、白以外にも黒・青・ゴールド・グレー・シェルなど多彩な色を楽しめるのもこのモデルのポイントですね

査定にお持ちいただく場合は、[marker]保証書・コマ・箱[/marker]が残っていましたら必ずご一緒にお持ち下さい

ロレックス ヨットマスター ロレジウム 16622

プラチナを使用した「ヨットマスター ロレジウム」を買取させていただきましたのでご紹介いたします

 YACHT-MASTER

ロレックス16622 文字盤表記

1992年に登場したヨットマスターは、水中の使用を想定したものではなく、ヨットやクルーザーなどの船上で使われる事を目的に開発され、主に富裕層向けに販売されたものになります

スポーツモデルでは珍しく、メンズ40mの他にボーイズ34m・レディース29mがラインナップされていることから、幅広い客層に向けて開発されたことがわかります

ロレジウム

素材の特徴を挙げると、ステンレススチールと合わされるのがプラチナ950であること

ロレックスのイエローゴールド・ホワイトゴールド・ローズゴールドとステンレスのコンビは「ロレゾール」と呼ばれますが、このプラチナ仕様のものは「ロレジウム」と名付けられ、「ROLEX+SS+PLATINUM」からなった造語になります

ちなみにロレゾールは「ROLEX+SS+※OR」から形成される造語です

※フランス語でゴールドの意味

ロレックス16622 正面 縦

このプラチナ950は、サンドブラスト(砂地加工)され文字盤とベゼルに使用されることで、美しいフォルムと一体感を演出しています

ベゼルはエンボス加工(浮き彫り)されることで立体感を出し、見た目にも印象に残る仕上がりが特徴的であり、他のモデルにはないということも選ばれる理由の一つと言えます

防水性能は?

ロレックス16622 裏蓋

フィート・メーター表記はありませんが、100mの防水仕様になっています

ロレックス16622 リューズ

リューズには、三重密閉構造を示す3つのポッチがあるため300m防水と思われがちですが、もともと船上で使用されることを想定して作られたということを考えると、100mとなるのではないでしょうか

ベゼルは逆回転防止?

酸素ボンベの残量などを計るのに便利な回転ベゼルですが、ヨットマスターはダイバーズ仕様ではないため逆回転防止機能は付いていません

そのかわり両方向回転ベゼルにすることで、瞬時に目的の場所に合わせることができるため、ヨットレースなどの慌ただしい時でもすぐに使用することが可能になっています

ムーブメント

「高精度クロノメーター」の精度を持つロレジウムには、キャリバー3135のムーブメントが搭載されています

サブマリーナー・ディープシー・デイトジャストなどにも使われる、ロレックスを代表するムーブメントであり、厳しい自社基準をクリアした物のみが送り出されています

クラスプとブレス

クラスプはダブルロッククラスプになっているため、誤って開き落下する危険が減少

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ロレックス16622 バックル

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ロレックス16622 ブレス

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ブレスは中コマが鏡面仕上げされた造りになっています

仕様

メーカー ロレックス
モデル ヨットマスター ロレジウム
リファレンス 16622
文字盤 プラチナシルバー
ケースサイズ 40ミリ
素材 ステンレススチール×プラチナ
防水 100m
ムーブメント キャリバー 3135
振動数 28,800
パワーリザーブ 48時間
機能 両方向回転ベゼル
参考価格

6桁への移行

1999年から高い人気を誇るRef.16622ですが、2012年にはモデルチェンジとなり、13年に渡る生産を終えることになります

後を継いで登場したのがRef.116622となり、ブラッシュアップされた部品が使われる他、文字盤のカラーがブルーになったものなどが登場しています

限定のロレジウム

Ref.16622の文字盤はシルバー色のみの展開と思いがちですが、実は「香港ロレックス限定」のカラーが登場していたのです

その色はRef.116622に登場する「ブルー」になります

驚くのは何といってもその生産本数

わずか「50本」のみの生産ということで、その希少性がいかなるものか、お分かりいただけると思います

ロレックス ロレジウム

ロレックス16622 本体と箱

エンボス加工やプラチナが組み合わされた特徴的なモデルで、赤色の針とモデル表記が主張していますね

全体がシルバー色で統一されていますので、さほどシーンを選ばずに装着できるため人気もあり、昨今のスポーツモデルの高騰を受け価格は上昇しています

ロレックス エクスプローラー Ref.214270

プロフェッショナルの探検家向けに開発された、エクスプローラーⅠRef.214270を買取させていただきましたので機能・仕様をご紹介いたします

ロレックス214270 正面 縦

EXPLORER

1953年に開発されたエクスプローラーは、数十年の時を経た現在でも幅広く愛用され、1990年代に有名芸能人がRef.14270を着用したことでも広く知られることになり、プレミア価格で取引されました

2001年になるとRef.114270にモデルチェンジされ生産は終了してしまいます

114270は偽造品対策が施されたモデルで、ガラスの6時位置に王冠の「透かし」が入れられていて、斜めから見ると確認できますが小さく見にくいため最初は馴れが必要になります

また、ケースとブレスをつなぐフラッシュフィットは分離型から一体型へと強化

夜光は自然発光であるトリチウムから、蓄光型のルミノバに変更され視認性のアップにつながっています

Ref.214270へと

ロレックス214270 正面 横

2010年になると大幅なモデルチェンジが行われた214270が登場し、サイズ・表記・機能性・耐久性が向上した仕上がりになっています

ケースサイズは36mmから39mmへと3mm大型化

表記に関しては12時側にあった「EXPLORER]が6時位置へと変更

インデックスの「3・6・9」はホワイトゴールド製のメタルがむき出しの状態になり、Ref.14270の初期にみられたレアモデル「ブラックアウト」仕様になっています

使いやすさ

ロレックス214270 バックル

「オイスターロック フォールディングクラスプ」が採用されることで、不意の落下に備えることができ、装着感・見た目ともに強化されています

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ロレックス イージーリンク 閉
閉じた状態

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ロレックス イージーリンク 開
開放状態

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オイスタークラスプには「イージーリンク」と呼ばれる、ロレックスが特許を取得したエクステンション機能が付き、特殊な工具を使うことなく約5ミリの範囲で容易に調節が可能

半コマ分クラスプから解放することで延長、収納することで元に戻すことができ、且つクラスプ内に収められるので外観にも影響を与えない画期的なシステムが搭載されています

青色発光

夜光塗料は、ルミノバからクロマライトへと変更され発色は緑から青へ

発光時間は約4時間から2倍の約8時間へと大きく伸びました

耐久性

振動子には「ブルーパラクロム・ヒゲゼンマイ」が使われ、耐磁性や気温の変化に優れ、耐衝撃性は通常のものよりも10倍の性能を誇ります

この振動子はロレックスが特許を取得し耐衝撃性を50%アップさせた「パラフレックス ショック・アブソーバー」の間に、高さの調節が可能な「トラバーシングブリッジ」にて固定されています

堅牢なスチール

ロレックス214270 裏蓋

1985年よりすべてのステンレスモデルには「904Lスチール」という超合金が使われ、防水・防塵仕様のオイスターケース・リューズ・スクリューバックが実現

高いコストがかかるこの素材をロレックスは自社工場で製造・供給し、研磨を施せば購入時の美しさが戻ります

904Lスチール製のツインロックリューズは二重密閉構造になり、水やホコリからムーブメントを守っています

高い精度を実現

ロレックス214270 クロノメーター

キャリバー3121ムーブメントは、スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)の認定を受け、さらにその基準を上回る日差-2秒~+2秒の精度を出します

かつてはこの制度も緩やかなものであったため、「SUPERLATIV CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」と表記することで、公式に認められた高精度クロノメーターであることを示し他メーカーとの差別化を意図としています

このムーブメントには5年間もの長期保証がつけられ、2015年7月以降に販売されたモデルが対象になります

仕様

メーカー ロレックス
モデル エクスプローラー
リファレンス 214270
文字盤 ブラック
ケースサイズ 39ミリ
素材 ステンレススチール
防水 100m
ムーブメント キャリバー 3132
振動数 28,800
パワーリザーブ 48時間
機能 イージーリンク
参考価格

2016年 改良

バーゼルワールドにて2点改良されたエクスプローラーが発表されました

  1. インデックスの数字はブラックアウト仕様だったものが、クロマライト夜光を搭載したインデックスへの変更
  2. 針が太く・長くなりました

これにより、更なる視認性が確保されたことになります

Ref.214270

ロレックス214270 本体と箱

ブラックアウトのインデックスが特徴的な214270

機能・内部仕様などをパワーアップしながらも、シンプルなフォルムは変わらず人気のモデルですね

スポーツモデルの高騰は今までにないほど実感していただけると思いますので、査定だけでもお気軽にご利用下さい

ロレックス GMTマスターⅡ 116710LN

三ヶ所の異なるタイムゾーンを瞬時に読み取ることが可能な、ロレックス GMTマスターⅡ Ref.116710LNを買取させていただきましたので機能や詳細をご紹介

GMTマスターⅡ  116710LN

ロレックス 116710ln 正面 縦

初代GMTマスターRef.6542が登場したきっかけは、1955年にアメリカのパンナム航空より、パイロット向けに二つの異なる場所でも時刻が瞬時に読み取れるように依頼されたことになります

こちらは2007年に登場したモデルで、ロレックスのコーポレートカラーであるグリーンをGMT針・モデル表記に使用し、機能性や堅牢性に優れることから世界を飛び交う人々などにも広く受け入れられています

前モデル GMTマスターⅠ

 

ロレックス 16700 正面

GMT針は長針・短針に連動して動くため、そのままの状態では第二時間帯を読み取ることはできませんが、24時間回転ベゼルを廻すことで瞬時に時間を確かめることができます

ベゼルを使った例

日本時間「20時26分」より5時間遅いアラブ首長国連邦の場合

回転ベゼルを5時間分「右」に廻すと、GMT針が指す回転ベゼルの数字は15時台になっているため、アラブは15時26分ということがわかります

GMTマスターはこのように時差分回転ベゼルを廻すだけで、第二時間帯を瞬時に把握することができます

 

その後、ブラッシュアップが行われながら生産されますが、1983年に短針を単独で動かせるGMTマスターⅡRef.16760が登場すると暫くは同時に生産されましたが、1999年頃にGMTマスターⅠの最終品番となるこちらのRef.16700を最後に生産を終えることになりました

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GMTマスター2へ

カレンダーのクイックチェンジ機能はなくなりましたが、回転ベゼルはそのままに短針を自由に操作できるようになったことで、第三時間帯もチェックすることが可能に

ロレックス 116710ln 正面 縦

ベゼルと短針を使った例

日本時間「22時11分」より5時間遅いアラブ首長国連邦の場合

リューズを一段引き出し短針を5時間戻すと、短針はアラブの時間である17時台(文字盤の時間)を示し、GMT針の指す回転ベゼルの時間を確認すると、日本時間が22時台だということが読み取れます

この状態で日本より時間が2時間早い国であるニューカレドニアの時刻が知りたい場合、回転ベゼルを2時間分「左」に廻すことで第三時間帯は0時台であることを知ることができます

[aside type=”warning”]注意点[/aside]

  • 回転ベゼルの1時間は文字盤の時間で2.5分だということ
  • 2.5分×24時間=「60」となり一周で24時間
  • 瞬時に読み取れるように「両方向回転ベゼル」になっています

 

カラー分け

GMTマスターⅠとⅡが混在していた時期は、簡単に識別できるようにベゼルカラーは

  • Ⅰは「黒」と「赤×青」
  • Ⅱは「赤×黒」

このように色分けされていましたが、Ⅰの生産終了をもってそのカラーはⅡに受け継がれ「黒」「赤×青」「赤×黒」のⅡが登場しました

「赤×青」はペプシ、「赤×黒」はコークと呼ばれています

高機能な116710LN

ロレックス 116710ln 正面 横

2007年に登場したこちらのモデルは、針と表記がレッドからグリーンに変更された以外にも、大幅に改良された点がありますのでご紹介します

ベゼルの強化

ロレックス 116710ln ルーレット

見た目にも光沢のある佇まいで雰囲気のあるベゼルは、プラスチックからセラミックへ変更され「セラクロムベゼル」と名付けられました

また目盛と数字はPVD加工が施され、プラチナ粒子による特殊なコーティングが施されています

これによりプラスチックよりも格段に耐蝕性・耐傷性が上がり、紫外線からの褪色を防ぐなど格段に耐久性が上がっています

ちなみに116710LNの「LN」は、フランス語で「Lunette Noir」となるのを略したもので日本語にすると「黒いベゼル」になります

夜光塗料の変更

トリチウム夜光からスーパールミノバへ夜光塗料が変更された後、2013年ごろより新しい夜光塗料である「クロマライト」が採用されることで、発行色は緑から青になり発行時間は約4時間から約8時間へと変更・改良されています

このモデルは2007年に登場しているため、切替の時期を境にインデックスと針の塗料が混合していますので、購入される際は注意が必要になります

高額なスチール素材

ロレックス 116710ln ブレス

ロレックスは1985年よりケースやブレスの素材に「904Lスチール」という、強度や研磨性に優れた素材をステンレスでできた全てのモデルに採用しています

この素材はハイテク産業や宇宙工学の場で使われるもので、長期間にわたる使用に耐えうるように採用されていますが、製造には多額のコストがかかるため時計には一般的には使われないもの

しかし、ロレックスはどのような状況でも堅牢性と美しさを求めるため、コストをかけて素材を自社工場で生産し供給しています

このような追求を行っているためロレックスは高級品であり、精度にも拘ることで他社との差別化を図った事で今のロレックスがあるのでしょう

イージーリンク

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ロレックス 116710ln バックル 閉

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ロレックス 116710ln バックル 開

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クラスプの仕様が大きく変更され、より外れにくく調整しやすいものへと生まれ変わっていて、最大の特徴は特許を取得した「イージーリンク」が導入されたことではないでしょうか

特殊な時計工具を使わなくても簡単に半コマ分(約5ミリ)調整することができるため、夏は開いた状態で使い、冬は閉じることで一年中快適に装着することが可能になっています

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ロレックス イージーリンク 閉
閉じた状態

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ロレックス イージーリンク 開
開放状態

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操作はブレスレットを引き出すか、奥側に収納するかだけなので非常に簡単にできます

更なる気密性

ロレックス 116710ln リューズ

Ref.16710ではツインロックだったリューズがトリプルロックになることで気密性が上がり、チューブ側に2個リューズ側に1個パッキンが取り付けられた三重構造になっています

この他、リューズガードとインデックスが大型化し視認性と耐久性のアップも果たし、中空だった中央のリンクコマは無垢仕様になり鏡面仕上げとなっています

ムーブメント

キャリバー3186が搭載されたムーブメントは、精度・耐久性がアップしさらに信頼できるものになっています

時計の心臓部には「ブルーパラクロム・ヒゲゼンマイ」が使われ、耐磁性と耐衝撃性が格段にアップし、さらに精度においてもスイス公認クロノメーター検査協会(COSC)の認定を受けています

さらにロレックスは、その基準を超える日差-2秒~+2秒を実現しています

ロレックス 116710ln クロノメーター

「SUPERLATIV CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」(公式に認められた高精度クロノメーター)の名にふさわしい造りになっています

仕様

メーカー ロレックス
モデル GMTマスターⅡ
リファレンス 116710
文字盤 ブラック
ケースサイズ 40ミリ
素材 ステンレススチール
防水 100m
ムーブメント キャリバー 3186
振動数 28,800
パワーリザーブ 48時間
機能 回転ベゼル・GMT針
参考価格

 

スポーツモデルは特に

ロレックス 116710ln 本体と箱

格段にパワーアップした116710LN

ロレックスのスポーツモデルは高額で売却できることから、リセールバリューは相当なものですので、買い替えの際などに力を発揮してくれるでしょう

また、マイナス査定にならないように購入時に[marker]保証書・コマ・箱などの付属品[/marker]が付いていましたら、買取や査定の際は[marker]必ず一緒にお持ちになること[/marker]をお勧めします

ロレックス デイトジャスト ジュビリー文字盤 116234G

今回はロレックス デイトジャスト Ref.116234Gを買取させていただきましたので、モデルの詳細や歴史などについてご紹介いたします
ロレックス 116234g 正面 斜め

有名な三大発明

ロレックスをお持ちならご存知の方も多いと思いますが、このデイトジャストにはロレックスが高い技術力で開発した「三大発明」が用いられています

デイトジャスト

午前0時になると日付が瞬時に切り替わり、2.5倍に拡大するサイクロップレンズから正確な日付を知ることができる機能

オイスター

1926年に発明され牡蠣のように固く閉ざすという意味で、ケースは金属の塊をくり抜いて作られ、リューズと裏蓋はスクリュー式にすることで防水・防塵仕様になりムーブメントを守っています

パーペチュアル

1945年に誕生したデイトジャストにおいて、革新的な機能である自動巻き機構を意味するもので、「全回転機構」に「永久」を意味するパーペチュアルが名づけられました

手巻き式の時計は毎日のようにリューズを開放し日時を合わせる必要があるため、閉め忘れによる水害や、操作する手間がありますがこれを省いてくれるものになります

使用することで360°回転式ローターが廻りゼンマイが巻き上げられ動作するので、常に正確な時刻を知れる機構

素材や仕様

ロレックス 116234g ブレス

オイスターケースに使われるステンレス・スチールは、一般的な時計に使われるものではなく、耐久性・耐蝕性に非常に強い「904Lスチール」と呼ばれるものでできています

ハイテク産業や宇宙工学の場でも使われる信頼度の高いもので、磨きあげることでより美しく輝く素材ですが、製造には莫大な費用がかかることが難点

しかしロレックスは、1985年からすべてのステンレス素材でできたモデルに採用していることから、数十年の時を経た今でも、磨かれることで当時の輝きを取り戻すのです

このRef.116234Gは「ロレゾール」と呼ばれるコンビタイプになっていて、フル―テッドベゼルは750ホワイトゴールドでできています

トゥインロック

ねじ込み式のリューズには、チューブの内側とリューズの内側の二か所に密閉構造が設けられ、100m防水を実現

 

ダイヤインデックス

ロレックス 116234g コンピューター

インデックスには、八角形の18ct製の台座にはダイヤモンドが埋め込まれた、豪華なモデルですがこの形やダイヤの有無により買取価格は変動します

台座の形においては、[marker]旧型は四角形に対し新型は画像のような八角形[/marker]になっていますので、こちらの方が買取価格は高くなります

この美しく正確なインデックスを装飾するために、職人の手で一つ一つ上質なダイヤモンドが取り付けられています

文字盤は彫りコンピューター文字盤と呼ばれ、彫りコンなどと略されるものですが、本来の名は「ジュビリー文字盤」が正解

ロレックス 116234g バックル

クラスプはコンシールドタイプと呼ばれ、クラスプが見えにくい仕様のため、よりブレスレットと一体感のある形になっています

 

仕様一覧

メーカー ロレックス
モデル デイトジャスト
リファレンス 116234G
文字盤 ジュビリー×ダイヤ
ケースサイズ 36ミリ
素材 ステンレススチール×ホワイトゴールド
防水 100m
ムーブメント キャリバー3135
振動数 28,800
パワーリザーブ 48時間
機能 デイトジャスト
参考価格

 

高精度の証

ロレックス 116234g 正面 横

ロレックスのほとんどのモデルで確認できる「SUPERLATIV CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」(高精度クロノメーター)は表記されていませんが、スイス公認クロノメーター検査協会(COSC)の認定は受けています

さらに、ケーシング(組立・取り付け作業)後に日差-2秒から+2秒まで精度を上げているのは、時計としての正確な時間を伝える精神が受け継がれているのではないでしょうか

(クロノメーター認定は日差-4秒から+6秒)

 

また、ハック機能により正確な秒単位での時刻調整が可能

ムーブメントの心臓部になるテンプは「ブルーパラクロム・ヒゲゼンマイ」が使われることで、高い耐磁性と耐衝撃性を併せ持っています

付属品が大事

ロレックス 116234g 本体と内箱

購入時に付属するものすべてに価値があるため、買取の際は一緒にお持ちいただく事をお勧めします

特に、※保証書・ベルト調整して外したコマは、数万円の差額がでますのでお探しいただく価値は十分あります

※期限切れでも問題ありません

買取額の上昇

ロレックス 116234g ルーレット
見返しにはルーレット刻印

ロレックスの需要や供給は今では国内のみならず海外へ向けられており、今までにない相場が形成されていることでよりお客様に還元できますので、昔に買われたものであれば購入額より高く売れる場合も多々あります

  • 受け継ごうと思ったが使う人がいない
  • 維持費が大変で手放したい
  • 急にお金が必要になった など

お使いになっていないロレックスがありましたら、次の方へお譲りするのはいかがですか?